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リプレイ

オンラインセッションのリプレイ置き場です。



セッション資料

セッションで使用するオリジナルの設定等の置き場。
お暇な時にでもご覧ください。

  1. モノトーンミュージアム NPCパーソナリティーズ(モノトーンミュージアムRPG)
  2. ロドルモーナ地方(SW2.0オンラインセッション)
  3. ジェンパート王国(SW2.0オンラインセッション)
  4. ブリシュロット公国(SW2.0オンラインセッション)
  5. クロノチェット王国(SW2.0オンラインセッション)
  6. 女神レシュフィータ(SW2.0オンラインセッション)

ロドルモーナ地方

ラクシアのテラスティア大陸西部地方。
《大破局》以前からの呼び名であったロドルモーナの名を受け継ぎ、ロドルモーナ地方と呼ばれている。
ロドルモーナ地方の北東はザルツ地方(フィンデル方面)やリーゼン地方(ティラの森方面)に、遠く南西はフェイダン地方通じており、近年は街道の整備を進めようという動きがあるが、まだまだ交通は容易ではない。
四方は山脈か深い森、熱砂の砂漠地帯のいずれかで、海には面していない。
大破局以前は2つの国が存在し、巨大な都市が存在していたと言われている。
300年前の《大破局》の激戦地帯であり、一部の限られた場所を除いて長く人が容易に開拓出来ない土地となっていた。
人族と蛮族共に甚大な被害が発生した土地であるために、蛮族の勢力が特別に強い土地というわけではない(強者痛み分けに終わった)
現在では人族の3つの国が存在している。
冒険者や傭兵達の拠点としても有名な【拓かれた都】「ジェンパート王国」
《大破局》以前からの歴史のある国【鎖された都】「ブリシュロット公国」
南西部に広がる砂漠地帯のオアシスを中心とした【砂礫の国】「クロノチェット王国」
3国は一応の同盟関係にあり、3国間には街道が整備されているが、それぞれの国が独自の文化や歴史をもち、積極的に他国に干渉しようとはしていない。
3国は地図でみると、逆三角形のカタチに結ぶ事ができ、北方に「ジェンパート」と「ブリシュロッド」が、南方に「クロノチェット」が存在している。
北方は森や遺跡群と山脈が、南方は広大な砂漠が広がっている。
気候はクロノチェット以外はほぼザルツ地方と同じ温暖で安定した気候である。
「クロノチェット」周辺は砂嵐が発生するなど、やや不安定な要素を含んでいる。

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ジェンパート王国

ジェンパート王国は《大破局》後に建国された王国である。
国の歴史は約250年程で、建国時から現在に至るまで国の発展には冒険者が深く関わっている。
現在の国王は12代目の《剣武王》レグルス・ダルハッド(人間・54歳)である。
レグルス王は元冒険者で、冒険の際に発見した一対の守りの剣を国に奉じた事は有名な逸話として語られている。様々な勲功が認められ、先王の代に一人娘であった王女の婿に迎えられ、25年ほど前に王位についている。
冒険者を尊ぶ国の元冒険者の王は国民の人気も高い。また、その血を受け継いでか王の子供たちもまた冒険者として世界を旅している。
特に第一王女《鬼姫》セリアーナや第一、第二王子の《双剣の王子》マイヴィークと《聖王子》カイラムは他地方にまで旅に出ている事が多い。

首都は王都ジェンパート
他に3つの街と4つの砦、2つの村が存在している。
「クロノチェット王国」との国境付近から東に広がる「カーマインベルの森」は「ティラの森」へと通じていると言われているが、深部まで探索に出向く者はほとんど居ないために真偽の程は定かではない。
大きな湖や川は存在していないが、地下水脈があり水には比較的恵まれているようだ。

【拓かれた都】王都ジェンパート
ジェンパート王国の王都『拓かれた都』ジェンパート。
王国は魔動機時代の都があった場所に築かれている。おそらくはロドルモーナ地方最大の都市である。
都の中心にある王城のは魔動機時代の砦を基礎としており、周囲に街が広がっている。
城の中に安置されている守りの剣は6本。
人口は5万人と言われているが、人口の多くが冒険者や傭兵で占められており常に出入りがあるため、実際はそれ以上と思われる。
王都は城の周辺、王国建国の初期に造られた旧市街と、今現在でも拡張が続けられている新市街と大きく二つに分けられている。
基本はシンメトリーの都市だったのだが、拡大を続ける新市街によって複雑な形状に変化していった。
エリアとして分けるならば、
王城エリア・旧市街1区(騎士団関係者や城に仕えている者の居住区)
旧市街2区(古くからの住宅・豪商などの屋敷)
旧市街3区(古くからの商店街・王立図書館・記念碑)
旧市街4区(中央大通り・冒険者の店、古代神の神殿、各種ギルド)
新市街1区(中央大通り・冒険者の店、商店街)
新市街2区(神殿地区・魔術師ギルド支店)
新市街3区(職人街・輸送ギルド・ライダーギルド)
新市街4区(住宅街・自警団)
新市街5区(露天・歓楽街)
新市街6区(その他※現在開発中の地区・スラムや闇市など)

雑多ではあるが、店の品揃えなどは豊富で各施設も充実している。
理由は定かではないが、何故か魔術師ギルドだけは大きな施設がなく、小さな支店が存在しているのみである。
他地方の国家との交流も比較的盛んに行われており、概ね友好関係を築いているがセフィリア神聖王国とはあまり仲が良くない(敵対しているというよりは、国交が無い)。これは、ナイトメアに対する政策上の違いが原因だと噂されている。
国土からは魔動機文明時代の埋もれた遺跡が多く発見されており、昔から冒険者を歓迎する国風をもっている為かこの国を拠点にする冒険者は多く、また新たに訪れる冒険者も多い。
国の軍事力以上にこの国に根を張った冒険者と傭兵の多さは他国の侵攻を退けるに十分な理由になっているようだ。
王都には冒険者の店と呼ばれるものが3軒存在しており、1軒が新市街に残り2軒が旧市街にある。

【ジェンパートの信仰とナイトメア】
ジェンパートは冒険者の多い国柄であり、様々な地方出身の人間が集まりながら現在に至った国である。
その為に幅広く(信者は少なくとも需要があれば神殿が建ったために)様々な神が信仰の対象となっている。第一の剣の神の神殿はほぼ網羅されていると考えて問題ない。
国教というレベルまでの信仰はないが、大きな神殿としてはライフォス、シーン、ル=ロウドの3神。次に勢力を誇っているのはグレンダールとニールダの2神。
祭りや風習なども持ち込まれたものを吸収し独自に進化させてることが多く、特別何かの神の信者ではないが、祭りには参加し全ての神殿を巡って願をかける国民も少なくない。
そんな中で小神であるニールダが多く信仰されるようになったのは、この国の誕生の伝承と通じるものがあったためだと言われている。

ジェンパートの基礎となっている王城は魔動機文明時代の遺跡(砦)であったとされ、当時の重要施設だったと言われている。
《大破局》の際、蛮族の大軍に襲われた時、この地方を守護していた警備隊の責任者が独断でその砦を開放し一般市民を保護したのだ。
戦いは激しく、犠牲者の数は数え切れず都市の殆どは廃墟となった。
しかし、砦の中に保護された市民たちは生き延びる事が出来た。
《大破局》後、人々は砦を中心に新たな街を造ったのだ。
戦う力のあった警備隊の人間たちは、人々を守るために残る者、街を築くための資材を求めて旅に出る者とに分かれ、人々の為力を尽くした。彼らは冒険者の祖になったのだ。
そして、何年もの時間をかけ今のジェンパート王国になったのだという。
王家はその時の守備隊隊長の血筋であると伝えられている。
また、守備隊員には一人のナイトメアがいて、彼の活躍により多くの市民の命が守られたのだとジェンパート建国の歴史に刻まれている。
これが現在に至ってもジェンパート国民が冒険者とナイトメアに極めて友好的な国民性を持っている原因だと考えられる。
旧市街にある記念碑には守備隊員たちの像も建てられているが、その中にはナイトメアの姿もちゃんと存在しているのである。
ナイトメアが誕生する事は稀な事だが、ジェンパートでナイトメアが誕生した場合、その子供が「穢れ」を内包して生まれたのは不幸な事であるのと同時に「試練や使命に立ち向かう強さを与えられた」と考えられ、強く育つようにと地域ぐるみで育てられる事になる。
そして、重圧や過保護に感じられて冒険者になるナイトメアが多い。
尤も、彼らが冒険者になることは「家族」たちにとっては素晴らしい事の認識なのだが……。

【ジェンパート国内の地理】

☆王都ジェンパート(首都):人口5万人ほど。ジェンパート国土の中心部よりやや北に位置。

◎交易都市マース :人口1万ほど。ブリシュロットと結ぶ街道に面する街。王都から6日。

【城砦都市ランザ】
人口6千ほど。クロノチェットと結ぶ街道に面する街。王都から3日。

○職工の街ロット :人口2千ほど。王都から1日。

■林業の村アルテン:ジェントの森に面した小さな村。マイラス砦への途中にある。

王国の東西南北を守護するように各方位に砦が存在している。
東がバウンゼ。西がマイラス。南がラーズロント。北がゲインハール。

【カーマインベルの森】
城砦都市ランザ東南一帯に広がる広大な森。
東に抜ければ「ティラの森」へ、南に抜ければ「クロノチェット王国領」へと通じている。
森の西方外周部には林業を生業とする村落が点在している。上質な木材の産地として有名で、植林も行なわれている模様。
クロノチェット王都周辺に広がる「ジェントの森」と同じく《大破局》以前から存在していた森であるらしいが、深部までの調査が行なわれた記録はなく不明な点も多い森である。

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ブリシュロット公国

ブリシュロット公国は鎖された都の名が示すように、閉鎖的で排他的な国である。
歴史は3国の中で1番長い。が、徹底した秘密主義の国であり、国外に自国の歴史を喧伝する事もないためによく分からない国という認識で扱われる事が多い。
大破局以前から存在していた国でありデュランダル文明の研究を行っているとされ、大破局で都の大半を失ったものの先文明の遺産を残しているとウワサされている。
国民の半分はルーンフォークであるといわれ、ルーンフォークが国の運営にも深く関わっており、現在のブリシュロット公はルーンフォークの女性が務めている。

首都は「スフィリスロット」。正確にはスフィリスロットは要塞都市「ブリシュロット」の中心部にあるエリアの名前である。人の出入りが厳しく管理されており、他国民が入る事はまず不可能である。
ブリシュロットの他に2つの城砦都市があり、それぞれジェンパートとクロノチェットとを結ぶ街道上に国境を過ぎて直ぐの位置に築かれている。

特別な許可が無い限り、この城塞都市の門が開くのは1週間に1日のみである。


スフィリスロット内には巨大なルーンフォークのジェネレータが存在するといわれており、全てのルーンフォークの誕生から国によって管理されている。
毎年100体前後のルーンフォークが誕生しているといわれているが、ブリシュロット出身のルーンフォークが国外に出ることは殆ど無いために実態はよく分かっていない。
ブリシュロットで生まれるルーンフォークは50年刻みで号が与えられ、さらに番号と固体名が与えられる事になる。(例:白雪(号)の21(年)アメジスト(名前)。これは、白雪の21年目に誕生したアメジストという固体という意味である。)
現在の号は【黒曜】の5年であり、一つ前の号は【紅雀】である。

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クロノチェット王国

クロノチェット王国はロドルモーナ地方の南部にある砂漠地帯とオアシス、その周辺を国土とする王国。
首都(王都)はオアシスを中心に築かれた都市クロノチェット。伝統的に同国民からは『時の王国』『時の国』と呼ばれている。
歴史は古く《大破局》以前から存在していたとされるが、元々の国が主流の文明とは距離を置く民族独自の文化を中心に展開されていた事と、《大破局》で国の大半を失い、歴史的資料、遺産もほぼ失われてしまったために正確なことが伝わっていない。
王家を頂点に、幾つかの部族で国家が構成されてきた。
《大破局》以降も蛮族との争いが頻発していたために、砂漠部周辺から次第に部族単位の集落から、他部族混合の都市を形成する姿へと変化している。
現在では、王都クロノチェットを護る様に、3つの城砦都市が砂漠部に展開している。
他には、ジェンパート、ブリシュロットと繋がっている街道沿いにそれぞれ1つずつ交易都市が存在し、砂漠地帯と東部平原地帯の境に『常夜の街』の異名をもつ「シー=ラ=ロスト」という街が存在する。
また、このほかに4つの村や集落がある。
国の南部は砂漠、北部はジェンパート、ブリシュロットと接する平原。西部は森林、東部は平原と山脈に囲まれている。

気候は、平野部はロドルモーナの他地域の気候と同じく温暖で穏やかな気候であるが、砂漠部は一年を通して朝夕の寒暖の差が激しく、砂嵐が頻発するなど極めて不安定な気候である。

現在の国王は若干19歳のシジマ王である。彼は2年前、父であった先王サザメキが砂漠地帯での蛮族《砂鬼》との戦で命を落としたため17歳で王位を継いだ。
歴代の王と同じく、彼も優秀な妖精使いであり戦士だが父の敵を討つ事に固執している傾向があり、やや無謀な行動が見受けられる。

伝統的に妖精使いが多く、妖精の女神アステリアに対する信仰も厚い。また、この国で誕生した小神《予言の巫女レシュフィータ》の信者も多い国である。

【王都クロノチェット】
南部砂漠地帯の最北部に位置するオアシスを中心に築かれている都。《大破局》以前からこの場所にあった都をそのまま改修して人々が暮らしている。
オアシスには女神アステリアが降りたという伝説の残る大樹が生えており、神聖なものとして大切にされている。
大樹を挟むようにアステリア神殿とレシュフィータ神殿が建っており、両神殿の関係は良好である。
また、この二つの神殿が建っている場所は王宮の前庭でもある。
気候的な影響もあり、住民はゆったりとした服装を好み、フードのついたものや、緊急時にマスク代わりになるようなストールを愛用する物も多い。
アステリアや妖精の恩恵を強く受けてきたとされているため、信仰心が強く妖精を大切にしている。
その為、妖精の見えないルーンフォークや、妖精に嫌われるナイトメアは生き難い文化になってしまった。
特にナイトメアは穢れを内包している点と、この国が長く蛮族と交戦状態にあるため特に差別の対象となることが多いようだ。
国土からは、良質な宝石の原石が多数採掘されるため、宝飾品の優れた加工技術をもつ職人が多い。
国独自の祭事が多く、季節の変わり目とされる時期に行なわれる4つの大祭は特に大事な物とされている。

【城砦都市 アーダ、ベーク、ガーヴ】
王都から南、扇状に展開している城砦都市。蛮族の侵攻を食い止めることを目的として《大破局》以降に建設された。
各都市は王都から3日の距離にあり、都市同士間はアーダ〜ベーク間、ベーク〜ガーヴ間がそれぞれ1日半の距離である。

【交易都市 シルトーン、ラムトーン】
王都から北、シルトーンはブリシュロットと結ぶ街道上に、ラムトーンはジェンパートと結ぶ街道上に作られた都市である。この2つの都市も《大破局》以降に築かれたもので、他国、他地域との交易を目的に作られている。
ジェンパートとはまた異なる雑多な雰囲気あふれる街であり、面積の3分の2が商店で占められている。
シルトーンは王都から5日。ラムトーンは3日の距離にある。

【常夜の街 シー=ラ=ロスト】
王都から東、7日の距離にあるとされる裏社会が表社会の街。
クロノチェットに属しているが、独自の自治が行なわれており本国の影響が及ばない部分も多い。
素人は近づかないほうがよいとされ、冒険者でもベテランの域に達した者しか足を運ばないと言われている。

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女神レシュフィータ

女神レシュフィータ(小神)
クロノチェット王国で信仰されている「予言と真実の女神」
薄絹を纏った長い髪の若い女性の姿をしているとされる。
特徴的なのは両目が常に伏せられている、若しくは布で目隠しをしている事。
レシュフィータに見えるものは「真実」のみであり「事実」を見る事が出来ないのだと言われている。

元々妖精の女神アステリアに仕える巫女だったレシュフィータはアステリアに導かれ神格を得たと伝えられている。
彼女は盲目の巫女であったとされているが、妖精たちに愛されたレシュフィータに嫉妬したアステリアが彼女の視力を奪ったという伝承も存在している。

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